May 10, 2006

シラーズをたっぷり飲んできました。

 先日はオーストリアワインをいろいろとフランス料理と合わせて試してみるという企画を恵比寿のロビュションでやらしていただいたのですが、今回は11本のオーストラリアシラーズを朝の11時から比較試飲します!という企画に参加させていただきました。今回はオーストラリアでは絶大な影響力を誇る、ジェレミー・オリバーさんの

 来日にあわせて行われたもので、なかなかに濃いアイテムを飲むことができました。アイテムはこんな感じです。

1 Seppelt St.Peters 2002
2 Mitchelton Print Shiraz 2002
3 Dalwhinnie Monambel Shiraz 2004
4 Shaw & Smith 2004
5 Pikes The Edgar Walter Pike 2002
6 Hardys Eileen Hardy 2002
7 Mitolo Savitar 2004
8 Penfolds St.Henri
9 Wolf Blass Black Label 2002
10 Peter Lehmann Stonewell 1999
11 Yalumba The Octavius 2001

 というラインアップでジェレミーさんいわく「最近のオーストラリアのワインはアルコールが低くなってきていてより飲みやすい方向に進んでいます。」とのことでしたが、みんな元気にほとんどが14度くらいで、もちろん何本かはalc14.5度は超えています。

 まじめに香りをかいでいるとなかなかにくらくら来る感じで、テイスティングの間はメンチカツが食べたいとか、から揚げ定食大盛りでなどと考えながら、アルコールに反応してくる胃液と戦っていました。

 「もっとわかりやすくするために、ワイン産地の中の細かいテロワールを定義する方向に向かっている反面、大企業がかなり独占状態にあるオーストラリアのワイン事情を考えると、パーカーが好む方向を目指す造り手もいるんだよ」という彼の説明はとてもわかりやすいものでした。

 個人的には99の柔らかい熟成感の出ているピーターレーマンがいいなーと感じましたが、みんなそれぞれ違いがわかりやすく(当たり前といえば、まあ当たり前ですけれどね)面白い印象を受けました。

 3時間ぐらいかけてゆっくり行ったのですが、おなかはかなり減りましたね。今週は11日は名古屋で、そして12日は東京で、同じくシラーズの比較試飲みたいなセミナーもやらせていただくので、歯もしっかり磨かないと濃い紫色に染まりそうです。

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