Jul 6, 2020

山うずらの眼ってなんなん? その2

「山うずらの眼の色って、なんなん その2」

さてJSAの教本を見てみますとロゼワインのところに分類されており
pale pinkとも書かれています。

まあ他の資料も見てみますか、と
前回の写真に登場しております、
ワインの箱の上に立って、お茶目にバランスをとっている
Enrico Bernardoの「Savoir gouter le vin」
で探してみたところこの表現は残念ながら見当たらず。

最近はあまり使われないのかな?
(とはいえこの本が書かれたのは2005年)
と思いながら

他に何がないかな?と探してみまして
Pierre Casamayerさんが書いた
「L‘Ecole de la Degustation」で探してみますと

ロゼのところにちゃっかり 表記あり
ところが、ところが
Blanc Tache
うーん日本語にしにくいな、、、、、
日本語で白って言ってしまうと透明感が感じられなくて
ホワイトステインって言っても同様だし
色調が控えめで透明感あり、に近い感じ、みたいなところかな。
更には
直接圧搾によるロゼワイン (“直接”とは書いてないけれど)
若い状態のVin Gris
このVin grisも様々に解釈されていますが
1 Gris系品種を使って醸造したもの
 甲州のgris、果皮の色調を生かした酒質のワインも良いですね。

2 黒ブドウだけれども果皮 顆粒 果汁の接触時間が短い為に
 淡いグレーの色調を帯びたワイン
JuraのTrousseauを用いて軽い圧搾 伝統的にかすかに酸化のニュアンス、みたいなイメージ

3 モロッコでCarignan,Cinsaultなどから造られているタイプで
  明るい外観 ロゼというには少し淡い色調のワインでまさにGris
フレッシュ 酸化的なニュアンスなし かすかに甘みがあり少し乾く余韻
これをDuralex のやや厚手のグラスにこくこくと注いで
   クスクスなどに合わせると最高の相性!

この辺はその名の通りグレー(Gris)な?ゾーンなのか
なんとなく感じ取ってはいるものの、実際に詳しく表記しようとすると
説明に多くの言葉(単語)を必要としますね。

これらの本の中、もしくはネット上のコメントでOeil,,,
と言うコメントが実際に用いられているコメントははないかな?
と思い探してみましたが
ロゼワインのコメントとなるとどうしてもProvence、Tavel,,,
となってしまって、なかなかコメント的にOeil de perdrixと記載されているのは見つけられず、、

さて気を取り直して
販売されている本の中でも十分な重量を誇る
LE GRAND LAROUSSE DU VINを見ますと


としっかりロゼ部門の一員として2行目にしれっと?参加していて
少し安心?

さてさて、この名前を聞いて思い出した方も多いと思いますが
スイスで知られているのは
Oeil de Perdrix /Neufchâtel

ここはこの名前の発祥の地、とされていてPinot noirから造られる
美しい色調のロゼ・ワインとして知られています。

この辺は山あり、斜面あり 湖に近いぜってところから
 やはりうずらや車庫→シャコが多いのでしょうね。
 
   今明かされる誕生秘話
八つぁん 「ロゼワインを造ったけっども、普通のロゼワインじゃつまんね、
      そったら御隠居に相談してみっぺよ」
御隠居  「おう八つぁん!よく来たな、今日はなんの用だい?」
八つぁん 「今年は薄いワインができたんだけんども、ロゼワインですちゅったって
      海沿いの、なんかイメージのええワインには勝てそうもないで、
      なんかかっちょええ名前を考えてくれんかの?」
 そこで考え出した御隠居、そういえばこの前 
     裏山で小ぶりの鳥を見た事を思い出して   
     「あんな鳥は海沿いにはおらんじゃろ!」    
    
御隠居 「ヤマシャコの眼の色を持ったワインでどうじゃ、いけとるだろうが!」
     (方言指導  適当、)
     と言う流れがあったのかどうか知りませんが、、
    山あいのこの産地ならではの固有名称が確立されたのでは?
調べてみると
山鶉も岩鷓鴣(←変換大変です)もきじに近い類に属しているみたいで
急に話は遠くに飛びますが (ノスタルジー光線発動ですな)

 パリ郊外の、修道院を改装したホテルレストランで働いていたときのこと
宿舎から毎朝、広大な敷地をとぼとぼ20分くらい歩いて出勤するのですが
結構な確率で雉子(キジ)同士が喧嘩しているのをみました。
バタバタ羽を仰ぎながら威嚇し合う、と言う好戦的な性格で
「さすがに鳥類代表で鬼退治ついて行っただけの事はあるなー」と
思った記憶があります。

さて まとめです。

今まで私が抱いていた
個人的な アイ・オブ・ヤマシャコの印象は
秋深まる霧に包まれるような山あいの産地で
少しひかえめなvintageの影響を受けてしまい
漬け込み3日め👁‍🗨だけれど色調があまり出ない
でもこれ以上のMacerationは渋みを引き出す恐れがあるので切り上げ時、
と言う切ない判断があって(そうそう切なさがないとね)
そこにあった古い木樽に入れて(少し液が漏れて滲みも散見されるような)
でも産地的な感覚でSO2は入れないで(ほぼ産地限定になってきましたね、、)
そのあと瓶詰め(普通に)
そして月日が経ち あれから3年!
淡く、その為どちらかと言うと軽い赤の色調に近いワインに育ちました。
そう、これこそが「山鷓鴣の眼なんですっ」とまとめたかったのですが
それこそ
grisの2番めに書いたようなジュラの軽い赤のイメージだったのですが
(ちなみにNeuchatelとarboisって車で2時間くらいの距離ですね)

と、色々と調べてきましたが
結論的には
Pale pinkでいいんじゃね!
と言うあまり面白くもなく、オチもない結果になってしまいましたが
様々な本を引っ張り出したり、サイトで探したりと言う作業は
なかなかに楽しくはありました。

うーん、、私のイメージしていた山鷓酤の眼はどこにいったんだ、、

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