Jan 23, 2020

「マグナム すごいぜ!」

是非 「昆虫すごいぜ!」くらいの勢いで音読してみてください、、、

久しぶりに1998 Ch. Meyneyを開けました

かなり美味しかったのでちょっとびっくりしました。(ソムリエのくせに)

かなり昔 に購入したものでもう10年はたっていると思います。
確か6本購入したはず

以前の印象では98のためなのか、やはり打ち解け切らない渋みがあり
その渋みと酸もあるため、どうしても後味が軽くなってしまって
重心が低くなりきれずに本人も”もがいている”様子で
「砂質土壌の限界なのかな、、、」と感じていました
が、しかし
今回は香りのまとまりも良く
トリュフや湿った黒土など晩秋シリーズがわかりやすく参上

口に含むとなめらかな味わいで
あちらこちら舌の上に現れようとするカベルネの渋みがこなれていて

2B,もしくは3Bの鉛筆を舐めた時のようなタンニン分が久々登場
(良い子は真似しないでね)
ビロードの口当たりと表現できるほど
(ビロードの服をまとった L’enfant Jesus ってありましたね)

鼻腔を押してくる香りの力強さもしっかり、また持続性も十分
舌を下に押してくる力強さを受け止めて、
そこで味わいがばらばらにならずにまとまって一点を押して来るまとまりの良さ
予想を超えた構成でした。

今までこのボトルを開けた中で
最もワインのやりたかった事、目標にしていた事が
グラスの中で表現できていたように思われました

「(ボルドーの )マグナム すごいぜ!」

在庫はもう無い、、、

Posted in NewsComments Closed