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2008年08月25日

夏も終わりそうな涼しさです。

 ここのところご無沙汰をしておりますがいかがお過ごしでしょうか?

 なんだかんだと本の原稿自体は書いておりまして、それからこのコラムを書くぞーという時間が無く、まあ夏はそんなに目立ったこともないしナーと、日々暮らしているうちにコンクールも近づきテンションもあがってきております。

 小学館のサイトは担当の方がしっかりされているので、2週間に一回の更新をしてもらっております。
お時間のある方はお立ち寄りください。

 それとは別にフランスの思い出みたいな感じの原稿を「サリュー・ラ・フランス」という小雑誌に書いているのですが、(お店にも置いて宣伝しています。)これに書かせていただいた古い記事なども今回載せてみます。

 字数の制限があるので、いつものここで書いている文章とは違い、これでいいのかといった感じも受けるかもしれませんが、実際には毎回添えられている素敵なパリの写真に助けられて、紙面の感じは雰囲気良く仕上がっておりますので、ご安心ください。

投稿者 satou : 15:26 | トラックバック

ブルターニュ

 ブルターニュといえば!やはりシードル、そしてカルバドスではないでしょうか?

 ここはフランスの中では珍しく、気候や降水量の関係でブドウの栽培が難しく、ワインを作ることができません。その代わりに、といってはナンなのですが、質の良いリンゴが育ちここからリンゴのお酒が作られているのです。

 日本ではまだあまり知られてはないシードルなのですが、地元で飲むと軽いアルコール度数(おおよそ5%くらいのアルコール度数です)と、自然な甘味が体にしみこむ感じで、シャンパーニュがおいしいのは当たり前でわかっているのですが、シャンパーニュに比べての、このやさしい酔いの感覚は楽だなーと、とても心地よく感じます。(最後のお支払いも、心地よいかもしれません。)

 “クリームで煮込んだムール貝”や、“暖炉のまきで直火で焼いたブルターニュのオマールえび”などにもシードルの持つやさしい甘みが抜群に合いますし、独特の陶器に入れて飲むスタイルも口に当たる感覚がやさしく、ついつい飲みすぎてしまいます。

 更にこのあたりで造られているクリーム系のチーズも、食事の締めには欠かせません。

 さらに、さらに!最後の締めにはたっぷり食べたおいしいバターやクリームの消化を助けるカルバドスが控えています。ブルゴーニュやボルドーに比べて訪れる機会は少ないかもしれませんが、ブルターニュ、おいしいもの満載の土地です。

投稿者 satou : 15:25 | トラックバック

クスクスの思い出について。

 フランスで働いていたころ、特にパリのレストランの場合、従業員の賄いで本式の?“クスクス”を食べました。

 クスクスの日はなんとなくみんなうれしそうで、いつもは不機嫌な感じで洗い物をしていた親父さんも(彼がその日の賄いを仕切ります。)、その日に限っては、「俺のクスクスこそ本物!みんな良かったな!!」ぐらいな雰囲気で“てきぱき”とスムールを蒸したり、子羊やにんじんをなどの野菜を入れたりと、いつもとは違った感じで楽しそうです。

 特にスムールを蒸す時間に関してはかなりのこだわりがあるらしく、わたくし的には正直なところそんなに違いがあるとは思えない部分もあるのですが、噛んだときの歯への絡みつき具合が難しいらしく(ほんとなんだろうか?)まだまだふたを開けちゃだめ、などと調理場の若い子に指示をしたりしています。

 やっとのご飯、みんなで意味もなく「クースクースッ」などと言い合いながらお皿に取り合います。
ここで毎回のように「サトー!クスクスはおなかの中で膨れるから水を飲みすぎちゃだめだぜ!日本人はわかんないと思うけど」と言われるんですね。その割にはワインは飲んでもいいんかいな?と思いながらもみんなすごい勢いで相変わらず「クースクースッ」といいながら楽しそう。

 ひとしきり一杯めを食べ終わって、そろそろここで辛い調味料が出番です。唐辛子で作られたペーストを入れることによって、同じ味わいが続いて飽きてきた感じのときに“ピリッ”とした味わいがまたまた食欲を刺激して、煮込まれた肉や野菜がおいしくなるんですね。

 まあ、全体的に落ち着きのない若いキュイジニエなどは毎回のように皿に入れすぎたり、なんで毎回同じなんだろうってくらい同じ展開や会話が続いていきます。

 ちゃんと冷やしていないロゼかなんかを飲みながら、こうして月に1度か2度は同じクスクス祭りが繰り返されるのです。いつもはそそくさと食べて仕込みに向かう賄いですが、クスクスってなんかとても全員参加!みたいな感じがあるので、みんな盛り上がっていたのかもしれません。

投稿者 satou : 15:24 | トラックバック

モンマルトル

 モンマルトルの丘に昔からブドウ畑があって、という知識はあったのですが、実はパリに住んでいたころには行ったことがなくて、その当時所属していたパリのソムリエ協会で、「来週はモンマルトルのぶどうの収穫だから時間のある人はいませんか?」みたいな参加募集をしているのを聞いた覚えがあります。「ふ―んあんなところにブドウ畑があるんだなー、どんな味がするんだろう?」と感心はしたものの、住んでいた場所からは少し距離があることもあり(メトロの乗換えが少し面倒)それからもモンマルトルに行くことがあってもブドウ畑には、結局訪れることもないままに現在に至っています。

 最近ではといってももう何年も過ぎていますが、映画のアメリ(個人的には“アムリ”)が 日本で上映された事で、急に強くあのあたりを思い出さしてくれました。

 細かい通りがあちこちにあり、メトロの駅から出るとすぐいろいろなお店が並ぶ商店街っぽい感じで、人種も様々にいろんなものが“混ざっているなー”という印象を受けました。

 少し寒くなってきた今日この頃、モンマルトルのカフェのカウンターで、鼻の奥にツーんときて涙の出そうな感じの「いったいこれはいつ開けたの?」みたいなカルバドスを頼んでは一気に飲み干し、続いて「香りや泡だちなど考えたこともありません!」みたいな“ゆるい感じ”の粉っぽさが舌に長く残るエスプレッソを飲んで、少しからだが暖まってから、あのあたりをゆっくりと散策してみたいナーとそんな思いがします。

投稿者 satou : 15:23 | トラックバック

2008年08月08日

神戸に行ってきました。

 いやいや久しぶりの関西なのですが、今回はポートピアホテルで、テイスティングのセミナーと、世界大会の報告会みたいなテーマをいただきまして、出かけてまいりました。

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 新神戸からホテルまでのバスの乗り場を聞こうと、インフォメーションの方に聞くと、これがまったくのんびりとした関西弁で、「階段を行きますとね~まっすぐなんですけど~」みたいな感じでのんびりしてしまうというか、こちらも「ホンなら行ってみますわ~、バス停があったらエ~ね~」みたいにこうゆるい感じで、暑さも少し和らぐ感じでした。

 やはり久々の関西の言葉はいいもんですね。


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 そんなこんなでセミナーが始まりまして、今回は約200名の方にお集まりいただいて、こちらも気合がかなり入ってしまい、少し内容的には難しいかなと思えるレンジまでいって「自分としてはここがテイスティングのポイントではないかと感じています!」みたいな感じで熱く語りました。

 ワイン自体もいつもとは違う感じで面白いものがいいナーと担当の方にお願いしておきましたところ、ハンガリーのフルミントやら、グリュナーフェルトリナーやらとなかなかに個性あふれる場所や品種のラインアップをそろえていただいて、こちらも緊張感を持ってテイスティングを行うことができたように感じています。

 皆さん真剣に聞いていただいてありがとうございました。

投稿者 satou : 14:44 | トラックバック

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